過食嘔吐の治療方法に記されていない大切なこと

「やったことは自分に返ってくる」

食べて吐く行為は、

結局は自分の心身を傷付けるよということを

ブログに書いてきました。

 

 

だからといって、

過食嘔吐なんてやめなさい

ダイエットなんてやめるべきだ

なんて言っているつもりは本当に全くありません。

 

そんなこと、

この世で1番愛する人に言われたとしても

できないに決まっていると私は分かっているので

言いません。

 

 

自分が食べると決めたなら食べればいい

自分が吐くと決めたなら吐けばいい

そう伝えたいと思っています。

 

自分にとって必要だから

食べるのだし吐くのだし

 

どういう形であれ

いつか必要なくなれば、やめるのだから。

 

 

「食べたかったら食べなさい」

とは、過食症の治療として本やネットでもよく言われることですが

 

その意味合いは

「ありのままの自分を受け入れなさい」

ということです。

 

まず自分を受け止める、自分を愛するということから自分を見つめていく成長を促す治療法なのだと思いますが

 

拒食症過食症歴25年の私の経験から言わせてもらうと、

そんなことばっかり言ってもいられないと思っています。

 

柔らかい言葉で、現実を見ないようにしたり、未来像を見せないようにするのもあまり良くないと思っています。

 

 

自分は何故過食嘔吐をしているの?

自分は何故過食嘔吐をしなくちゃいけないの?

という疑問は常に、それも深く持っておかないといけないと思っています。

 

 

食べて吐くことを身に付けてしまったこと

今こんなに苦しんでいるのは

愛情をくれなかった親のせいだ

デブでブサイクに産んだ親のせいだ

周りにいる性格ブスで量産女子どものせいだと

 

誰かのせいにするのは最初だけにします。

 

原因探しをしても誰かのせいにしても

それで食べて吐くことが治るわけじゃないし

ボロボロになった身体がもとに戻るわけでもないのだから、

そこに執着しないことです。

 

そこに固執すると先に進めなくなる

明るい未来が遠のくだけです。

 

 

思い悩むことは

原因じゃなくて、

「何故私は食べて吐いているのか」という現実にします。

辛いけど、現実をしっかり見て生きるようにします。

 

実際に過食嘔吐を断ち切るためには、

柔らかい言葉で濁される部分もしっかり見つめないといけない。

それなりに時間もかかる作業です。

 

どうしてクソみたいなこいつらを妬んで羨ましく思うのか

どうしてクソみたいなこいつらより私は不幸なのか

どうしてクソみたいなこいつらより努力している私がこんなに面白くない人生なのか

クソみたいなこいつらを絶対に見返してやる

 

そんなドロドロした自分の感情と向き合うことはすごくすごく大切なことなのに

摂食障害の治療法には書かれていません。

 

 

私は、自分のドロドロした感情を自己処理してこそ、摂食障害の治療だと思っています。

 

周囲の人間に対して抱く妬み、

美人やスタイルが良いとチヤホヤされる社会に対する不満、

汚い感情を抱く自分を上手に昇華していくことが、摂食障害の治療にも必要です。

 

汚い感情をそれなりに自己処理できると

全ては自分の責任だと受け入れることもできるものです。

 

そこでひとつ、

全ては自分の責任だと受け入れる作業として、オススメしたいことがあります。

 

過食嘔吐した後トイレは綺麗に掃除すること」です。

 

え?そこ?

みたいな感じですが

 

これは

「自分で汚したトイレは自分で綺麗にする」

ということなので

「自分で起こしたことは、自分の責任のもと処理する」と同じことです。

 

現実に実行していくことで意識が働いて、

未来もそのように形づいていくと思っています。

 

また、当然のことながら

自分一人じゃなくて家族と一緒に暮らしているなら

誰かが吐いたトイレなんて使いたくないです。

家族だって、自分が吐いた後だって、いい気持ちはしません。

 

そういった意味でも

事を終えたらすぐに綺麗に掃除しておくことは大切だと思っています。