2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

答えなんか出ないけど、特別養護老人ホームに入居することは幸せなのか考えてみる。

答えが出ないテーマですけど、日々、特別養護老人ホームの管理栄養士として働いていると、時々考えてしまうことです。 自論ばかりですけど、読んで頂けると嬉しいです。 まず、特別養護老人ホームは「社会福祉法人」です。 社会福祉法において社会福祉法人と…

もう一度小学生で習った「五大栄養素」を信頼する。

コロナウイルス感染症が五類になったこともあり、 先日、私が勤務する特別養護老人ホームに、保健所の定期監査が入り指導を受けました。 私はこの特別養護老人ホームに勤務して、まだ半年に満たなく、指導内容は主に前職の管理栄養士さんの栄養報告書につい…

「肥満と痩せ」も「飽食と飢餓」も足して2で割ることができればいいのに。

私は摂食障害で、拒食症から始まり、食べては吐く過食症を経験しています。 食べ物が消化吸収され体重が増えることも恐怖だったし、 もう食べない!と誓うのに食べてしまう自分が卑しくて醜くて1番大嫌いでした。 私は10代の頃から痩せるということに囚われ…

「GABAチョコレートでリラックス」対「食生活を整えリラックス」

私は一応管理栄養士として働いているので、 栄養や食に関する知識はそれなりに持っています。 なので、 宣伝広告、商品パッケージなどで、 「10を100にしてるな〜」とか 「0を100にしてるやつだ」とか 思うことがあります。 栄養素って、単独では上手に効果…

2025年の構築を目指す「地域包括ケアシステム」への期待と不安。

需要があると見込んで、 様々な会社が介護事業に乗り出していますが、 この先、事業の存続は難しいのではないかなと思っています。 介護の事業形態も様々なので、 デイサービスや通所リハビリといった 「通所」スタイルなら 競合は凄そうですが 同業に打ち勝…

年をとる不安はあるけど・・・「身体が衰える」というのは絶好の「欲払い」

「自分の身体をあと何年動かしていかなければいけないのか」 そんなことを考えたことのある方は 少ないだろうと思います。 私は特別養護老人ホームの管理栄養士なので、 嚥下機能が低下したご入居者様、 食事介助を必要とするご入居者様と日々接しており、 …

「私はこの人を介護できるのか?」 「私はこの人に介護されたいか?」  

少子高齢化で高齢者が増えるということは それだけ介護を必要とする人が増えるということで、 介護という問題に直面する人が増えるということです。 介護を目の前にした時、 介護を受ける本人だけでなく、 介護をする側になるかもしれないご親族にも関わり、…

65歳以上の高齢者の「約5人に1人が認知症になる」→多様性の高い食事を目指せ!

団塊の世代が75歳以上となる2025年、 国民の3人に1人が65歳以上になると言われています。 平日通勤生活をしている限り、 高齢者を見かけることは少ないと思いますし、 休日にお出掛けされる方も、 そこまで高齢者ばかりだという印象は 持たれないかと思いま…

100歳世代と自由度の高い私たちの世代

今の高齢者は強いなと感じます。 大正12年生まれの方は、 令和5年の今年100歳を迎えられます。 第二次世界大戦、関東大震災をくぐり抜け、 貧しかった日本の経済を発展させ 平和で豊かな国へと導いてくれたのは、 この時代を生きた方々のおかげだと感じます…

「右が大きく下がれば、左は大きく上がる」シーソーして成り立つバランス。

私は若い頃、0か100かと極端な思考でした。 「適度な」というものが分かりにくく、 やり過ぎて逆に良くない結果になりがちでした。 過去には、上手くいかない社会との接点を、 極端に痩せることで埋め合わせていました。 ダイエットのやり過ぎ、極端なダイエ…

豊かすぎを手放す地球環境への配慮

人間は欲張りなので もっともっとと欲しがります。 手にしているものをもっと大きくしたがったり、 自分のものより他の人のものを欲しがったり、 だからこそ、 新しいものが生まれてくるのでしょう。 けれども、 その新しいものが生まれて、 より豊かになる…

介護されない準備のすすめ

歳をとっても人のお世話になりたくない とは多くの人が思うことではないでしょうか? 誰だって、 自分で何でもできる自立した生活を望むし、 ある程度分別ある大人になれば 身の回りのことは自分ですることが普通だと思うし、 トイレに行くのも ご飯を食べる…