令和の今こそ、身体を自然のリズムに合わせたい。

梅雨寒って昔ありましたけど、どこいっちゃったんでしょうね。

 

私は神奈川県に住んでいますが、

昔はこの梅雨時期って、パーカーとか上着を着ていませんでしたっけ?

 

今はそんな上着の心配なんてありませんし、

年々、七分袖とか長袖シャツとか、

暑いと肌寒いの中間に着るような服を着る機会が減っている気がします。

 

とはいえ、暑いだけで神奈川県は平和です。

梅雨の大雨で被害を受けている九州地方の方々は、今現在も本当に大変だと思います。

 

生命を奪うかのような大きく乱れた自然に対して、

わたし達は太刀打ちできません。

 

私たち人間は、

広い大地と広い海と広い空という

自然の恩恵のもとに生きている生物にすぎないと言われます。

 

こんな天災を思うと、

私たちは自然を無下にできない、意識しなければいけない、

自然に命を奪われることもあれば、

「生かしてもらっている」かのようにも思えます。

 

全ては「裏表一体」だと思うし、

私たちは本当にちっぽけな存在に感じます。

 

季節という自然のリズムを肌で感じとる人は多いと思いますが、

そのリズムとなる季節が乱れれば、

私たちの身体のリズムにも、影響が出るのはすごく当たり前のことです。

 

気圧の変化が体調に影響するなど

細かな調整を必要とする敏感な人は、

年々増加していくんじゃないかと感じます。

 

「旬のものを食べよう」と言われますが、

旬のものには、その時期に私たちの身体に必要な栄養が含まれているという意味の他に、

私たちの身体のリズムを、

私たちを大きく包み込む「自然のリズムに合わせる」ために、

効果的なんだと感じます。

 

そうはいっても、

今は、効率化・合理化・低価格が重視される外食産業や給食会社で、

そんな作り手側のプッシュと、

受け取り側だってモチロン低価格であれば言うことはなくて、

本当に旬のものを口にできることが難しくなっているのが今この令和の時代です。

 

私が勤務する特別養護老人ホームの食事に使用する殆どの野菜にも、土など付いていません。

チルド野菜といって、すでに洗浄されてカットされた野菜、冷凍野菜がほとんどです。

また、食中毒予防や衛生面を考慮して生野菜は殆ど提供しません。

生のフルーツも殆ど提供しません。

 

 

有機野菜や地場野菜にこだわっています

というお高い価格帯のお店で食事できる人は別として、

 

そうじゃない人は、

外食やコンビニなどの中食を控えて、

旬のものや季節のものを食卓に取り入れるようにした方が、

これからの時代に必要な身体作りができるような気がします。

 

 

身体作りもいろいろです。

筋肉をつける身体作りや、生活習慣病予防のための身体作り、免疫力アップのための身体作りなど。

 

「季節のものや旬のものを食べて元気な身体作り」

というのも十分意味あることなのですが、

 

季節のものや旬のものを食べて、

「自然と共に在ることを意識した身体作り」

というのも、

移り変わりが激しいような、停滞しているかのような、とても不安定に感じる

令和の時代に重要視すべきことのような気がします。

 

コロナウイルス感染症が5類になって、旅行される方が増えているようなので、

国内旅行に行かれる方は

その土地で、その時期に採れたてのものを十分味わって、

身体を自然のリズムに合わせていく、良い機会になるんじゃないかなと思っています。

 

 

多くの現実は、わたし達が「だったらいいな」と求めていたことが形になったもので、

今の便利な生活、合理的な仕事の進め方を有り難く感じるし、感謝すべき事だと感じています。

 

「良い面があれば、そうでない面がある」

世の中全てのものは、そういう裏表・陰陽で成り立っていると感じます。

 

皆さんの「だったらいいな」と望むものは何でしょう?

 

何かを現実にするためには、もしかしたら別のものを犠牲にするかもしれないけど、

世の中全てのものは、そういう裏表・陰陽から成ると考えれば、

今大変な地域の人も大変な時でも、

再生するチャンスは巡ってくるのだと思っています。