Perfumeのあ～ちゃんが激痩せで摂食障害ではないかとファンは心配しているとの記事を見ました。
この記事に関して、Perfumeのファンというわけでもないんですけど、
摂食障害と長く付き合ってきた人間からの、個人的な見解を述べさせて頂こうと思いました。
私はこの記事と、他同じようなことが書いてあるものを読んだだけですし、
私はインスタをやってないので、あ～ちゃんのインスタを見てもいないのですが、
「あ～ちゃんは摂食障害ではない」と思います。
何故かというと、あ～ちゃんはもうしっかりと「自分」を持っていると思うからです。
「Perfumeのあ～ちゃん」ではなくても生きていける位置にいらっしゃると思います。
メンバー二人と比べられることがあるようで、それがコンプレックスになっていたようなことも、記事には書いてありましたが、
コンプレックスから摂食障害になる可能性があるとすれば、今じゃなくてずっと昔、まだ駆け出しの頃とか、メディアに出始め広く知られるようになった頃とか、その頃ならば、あるかなと思えるようなことです。
というのも、自分の立ち位置に迷いが生じたり、自分に自信がなくて他人と比べることが、摂食障害に陥るリスクとなるためです。
あ～ちゃんが今現在もメンバー二人にコンプレックスを抱いているにしても、過去のパーセンテージにすれば大したことないんじゃないかなと思えるので、
何故に今摂食障害？と思えるわけです。
また、彼女たちは海外で活動するほどのパフォーマンスで、凡人からかけ離れたプロです。サポートしているスタッフもプロでしょう。
間違った方向に進んだ場合、軌道修正してくれる人はたくさんいると思います。
そしてこれは絶対的に言えることなのですが、
摂食障害になれば間違いなく、現在のようなパフォーマンスは維持できません。
「摂食障害と、肉体改造や完璧なダイエットは全くの別物」です。
美の基準は難しいです。
他人から見る美しさと、自分が求める美しさと一致することはなかなかないでしょう。
あ～ちゃんは十分細くて十分美しいのに、メンバー二人よりはというところで、
勝手に「あ～ちゃん本人が自分のハードルを上げている」のかもしれませんし、
勝手に周囲が「あ～ちゃんのハードルを上げている」のかもしれません。
そして今回は、メンバー二人よりは標準体型に近いというファンの認知軸から大きく外れてしまったことで、違和感を持たれてしまっているようにも感じます。
認知軸となるデフォルト設定って、怖いんです。
私の長女はとあるK-POPアイドル推しですが、その推しが所属するグループの１人がデビュー時期からとても細いのですが、
摂食障害とか疑いは、まあ生じるにしても、騒がれるようなことはないようです。
何故なら、もう細いことが「彼女のデフォルト」として認知されているからです。
「デフォルト=正常」です。
いくら病的なほどに細くても、デフォルトならば正常になり得るんです。
「認知の歪み」は摂食障害者だけではなく、
画面越しに眺めるだけの私たちだって抱いてしまう、簡単で危ういからくりです。
あ～ちゃんは、デフォルトである標準体型に近いという認知軸から大きく外れてしまったことで「異常」に写ったんじゃないかな？と思っています。
芸能人なので事務所の戦略などもあり、太ること、痩せることを指導されるようなことはあると思いますが、
Perfumeくらいの地位になると、ある程度本人任せになることもあるだろうと思います。
あ～ちゃん本人が「鬼ダイエットしてる」と語っているようですし、
天真爛漫に振る舞う裏には、鬼のような芯の強さがあると思うし、本気度も高いのでしょう。
メンバー３人とも凄まじい自己管理力、意識の高さをお持ちだと思いますよ。
また、あ～ちゃんの「ガリガリと言ってもらえて嬉しい」というような発言が物議を呼んでいるようですが、そりゃ頑張ってるんですもの。痩せたとわかってもらえたら嬉しいでしょうよ、と私は思っています。
想像力を膨らませた私の個人的な考えとしてなのですが、
今回の出来事は
Perfumeのあ～ちゃんとしても、西脇綾香さんという女性としても、
より美しく輝きたいという本人の強い向上心・自分へのチャレンジ的な意味合いなんじゃないかなと思っています。
先程も書いたように、
「摂食障害と肉体改造や完璧なダイエットは全くの別物」です。
メンタル、マインドが全く異なるのです。
大雑把に言ってしまえば、
摂食障害の痩せる意味は、
自身を社会や周囲から守るための防御。
痩せていることを武器に社会や周囲と対峙しようとします。
それに対し、
肉体改造やダイエットの痩せる意味に、
自身を社会や周囲から守ることなど含まれません。
痩せることを自分の強みにすることはあっても、武器にする意味はないでしょう。
雑な文章になってしまったような気がしますが、
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
