未来再建思考

自分の未来について深入りして考える時って、

 

自分の夢を叶えたい時とか

好きな人に出会えた時とか

 

いろいろあると思いますが、

 

自分の生命の危機を感じた時

これまで普通に続いていた生活が、継続できない危機を感じた時

当たり前に描いていたこの先が歪んだ時

 

つまり

病気になった時も、深入りして考えるんじゃないかと思います。

 

私は目の前に現れることは全て真実だと思うことにしています。

 

「原因」があって

その「結果」が現れただけ。

 

「どうしてこうなったのか分からない」

という現実が目の前に訪れることもありますね。

けれど、

時間をかけてじっくり考えていけば、

やっぱりそこには原因があると思っています。

 

理不尽で不公平で不運な原因から発生した結果があったとしても、

結局のところ

その現実を捻じ曲げて、

自分の思うところに納めることなどできないのだから、

 

やり切れない思い悲しみを抱えながらでも

その理不尽で不公平で不運なことが原因だとして受け止めていくしかないのでしょう。

 

病気をしたり、

診断を受けると、

これから先の不安を感じると思います。

 

病気の診断を受けて、

今まで普通にあった、

ずっとずっと続くと思っていたこの先が

突然ぶつ切りにされて

戸惑いと恐怖と不安に押し潰されてしまうけど、

 

突然ぶつ切りにされたこの今を冷静に見回してみれば、

周囲は何ひとつ変わりなく存在して

自分が受けた現実を前に、

自分の気持ちだけが大きく変わったのだと分かります。

 

応援してくれる人は変わりなく存在するし、

苦手な人も相変わらずそこにいるし、

家があって

食べ物もある

自分も存在している

 

診断を受けた病気も、

実のところずっと前から身体には住んでいて、

それが、表出したにすぎないもの。

 

ぶつ切りにされたように感じる

ずっとずっと続くと思っていたこの先を

人は「そうなる」と信じ切ってしまうところがあって、

 

自分が勝手に描いていたものであって現実ではないのに、

それが当たり前の未来に感じてしまいます。

 

だから、

「そうならなかった」

ことへの戸惑いや衝撃は

全てを吹き飛ばすように感じるけど、

 

ダメになったら

再度また

自分が勝手に描くしかないのです。

 

不安だろうけど周囲は変わりなく存在しています。

だから、実は大丈夫なんです。

 

 

「未来を組み立てていく力」のことを

プラス思考と言うような気がします。

 

起こることを自分の良いように解釈していくのも

まあ、プラス思考だとは思うんですけど、

 

病気のような突然の予定変更とか、

のっぴきならぬ事が起きて、

慌てふためいて

どうしたらいいのー!

っていう時に、

 

そのガタガタした落ち着かないところから

「きちんと未来を再建していく力」みたいな感じです。

適応力という気もしますね。

 

全てがうまくいく保証なんて

この世にどっこにも何ひとつないのだから

 

突然ぶつ切りにされたとしても

それが当たり前くらいに思えないけど思うことにして、

 

ここは無理矢理にでもプラス思考でもって、

 

何度でも何度でも

自分のこの先を再建していかなければいけないんだろうと思っています。

 

ちなみに、

全てがうまくいかないという規定も

この世にどっこにも何ひとつないのだから

投げやりにはなりたくないです。